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~広島市営地下鉄!?~

2024.02.09
 私たちの会社は平和大通りのすぐ近くにあります。私は普段通勤でバスやレンタサイクルを利用しています。もし地下鉄が開通していたら最寄りの駅はどの辺りだったのだろう?何分くらいで広島駅まで行けた?観光客の方がいっぱい利用したのだろうか・・・
など考えたりしています。
他にも当時小学生だった私が新聞で見てとてもワクワクした『広島ドーム球場構想』、現在も協議中の平和大通りを東西に横断する路面電車構想など、もし実現していたら、また今後実現したら今の広島市とはまた違った街になるかもしれません。
 残念ながら地下鉄やドーム球場は幻となってしまいましたが、もし実現していたら・・・
そんな“幻”を探してみるのも楽しいかもしれませんね!
 私は広島広域公園(エディオンスタジアム広島)に何度も観戦で訪れ好きな競技場でしたが、今回の新しいピースウイングでの観戦もとても楽しみにしています。
新しいスタジアムは広島市の中心部にあるということもあって、バス、市内電車、アストラムラインなど多くの交通機関でアクセスできそうです。
私はスポーツ観戦が趣味という事もあり、東京、大阪、名古屋、福岡・・・いろいろな都道府県でサッカーや野球を観戦したことがあるのですがその時の移動手段を思い返してみると・・・多くの場所で『地下鉄』を利用していました。

 広島市には地下鉄が走っていません。その理由として広島市は三角州であり砂の中に含まれる水分が多い為コストがとてもかかる、広島市内は路面電車が整備されていたためなど色々あるとされていますが・・・以前インターネットニュースで実は広島市にも『広島市営地下鉄』の構想があったということを知りました。ルートについても何度も協議され、中には平和大通りを通る案もあったそうです。
(広島市立図書館にはその時の資料もあるそうなので今度詳しく見てみたいと思っています。)
平和大通りを通るルート案を簡単な図にしてみました
『広島城近くから見るピースウイング広島』
 2024年2月1日。ついに広島の新サッカースタジアム『ピースウイング広島』が開業しました!!
ピースウイング広島の名前には「恒久平和と、夢や希望を持って明るい未来へ羽ばたく」との願いが込められており、翼(ウイング)をイメージして設計されたスタジアムの特徴的な屋根にも由来しているそうです。
入船山記念館に行ってきました

2024.04.12
 洋館・和館ともに明治の美意識や遊び心を伝えるデザインが随所にちりばめられた建築物でした。呉には初めて行ったのですがとても興味深い建物に巡り合えました。また、行ってみたいと思います。
 玄関のドアには、海軍錨と桜のマークをデザインしたガラスが使われ、周囲にはステンドグラスがはめ込まれていました。洋館部から和館部に通じる廊下の壁は淡いオレンジ色の「曙漆喰」によって暖かく穏やかな空間でした。壁紙は日本国内でも数か所にしか現存しない「金唐紙」が使用されているそうです。金唐紙とは、金唐革に似せた高級擬革紙の一種で「金唐革紙」「金唐和紙」とも呼ばれるそうです。広間・玄関・廊下の腰壁に輝く金色の「縦縞花柄文様」、応接所の壁の「流水文様と菊花文様」、客室の壁の「草花と昆虫」、食堂の壁の「入船の森」と天井の「花模様」の5種類ありました。
 客室の金唐紙は、緑地に金色の草花と14種類の昆虫が書かれており、春をイメージしているそうです。家具調度品類は、18世紀イギリス・ジョージアン時代の様式の家具が取り揃えてありました。客室の奥に台形のベイウィンドウが張り出しており、上げ下げ窓には透明ガラスが使用されていました。右側の連窓の両端には、大理石製のストーブ台が置かれ、壁には御影石製の眼鏡石がはめ込まれていました。
 洋館部の奥にある和館部は洋館部と全く雰囲気が異なり、呉鎮守府司令長官とその家族の住居として使用され、畳廊下を境に表と奥に分かれた間取りでした。座敷には、床の間や違い棚、付書院などが設けられ、畳廊下や縁側で結ばれていました。壁は土壁で、聚楽仕上げまたは漆喰仕上となっていました。
【外観 和館部】
【ストーブ台】
【客室】
 呉にある入船山記念館に行ってきました。その中にある国重要文化財の旧呉鎮守府司令長官官舎について書きたいと思います。
 明治初期まで小さな港町だった呉に明治22年に呉鎮守府が開庁したのち、海軍関係機関がおかれる軍港都市として発展しました。この場所に軍政会議所兼水交社が建てられ明治25年から旧呉鎮守府司令長官官舎として利用されました。明治38年の芸予地震で崩壊したため、廃材の一部を利用して建て替えられ現在の姿となったそうです。この建物は、木造平屋建てで洋館部と和館部からなっており、洋館部の外観は英国風のハーフティンバー様式を取り入れ、屋根は天然スレート(粘板岩)の魚鱗葺きになっています。
瀬戸内海に浮かぶ離島 大崎上島

2024.06.07
 まだまだ紹介したい場所・建築物はありますが今回はここまでと致します。
素敵な場所なのでぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

「東京家族」という映画の舞台となったこともありました。清風館という島内の旅館にはその資料が展示してあるほか、出演していた妻夫木聡さんや蒼井優さんのサイン色紙なども展示してあるそうです。レストランでは地産地消の魚介・野菜の料理が食べれたり、日帰りで温泉にも入れるのでお勧めです!
また、島には木造の建築物が多く残っており昔ながらの古き良き町並みを見ることができます。少し脇道に入れば今では滅多に観ることのない昭和レトロな看板が立ち並んでいてタイムスリップでもしたのでは?と感じてしまうほど。木造建築物のなかでもひと際存在感を放っているのは築100年以上の5階建ての建物です。建築基準法が制定されてから木造の建物はいろいろと制限をされてしまったので、こうして形としてきれいに残っているのは珍しいかもしれません。現在は民家として使用されているのであまりじっくり見ることは出来ませんでしたが、こういった古い建物も私個人としてはこれからも壊さずに残していってほしいと思います。
島内には造船所があり、船が完成した際には進水式を行い船が初めて海へ浮かぶ姿を見ることができます。その光景は圧巻です。船といえばこの島には櫂伝馬という手漕ぎの船があります。お祭りの際その船に乗って島の若い衆が息を合わせて競い合っているのですがこれもまた見ごたえがあり、タイミングが合えばぜひ見ていただきたい行事です。
【神峰山】
【進水式の様子】
【5階建て木造建築物】
【清風館】
【櫂伝馬競漕】
 瀬戸内海には大小さまざまな島がたくさんあります。そのなかの1つに「大崎上島」という島があるのをご存じでしょうか?最近はテレビで紹介されることも増え、少しずつではありますがその認知度も上がってきたようにみえます。この島は私の祖父母が住んでおり子供のころから慣れ親しんだ土地です。今回は、私の大好きな大崎上島についてご紹介します。

 上島は本土と橋でつながっておらず、竹原港などから船で行くことができます。
温暖な気候で特産品はみかんやレモン、最近ではブルーベリーも上島産のものをよく見るようになりました。展望台から瀬戸内海の島々を見渡すことのできる「神峰山」という山があり、島へ帰省すると家族で登ってよく景色を眺めていた記憶があります。
広島駅と繋ぐ橋桁~みらいの街へつなぐ玄関~

2024.08.09
 動画サイトで実際に橋桁が移動する映像がアップロードされているのを見たのですが、とてもゆっくりと橋桁は動いており、肉眼でみると動いているようには見えない速度で、少しずつ作業員の方が慎重に移動する作業を行っていました。
橋桁をかける作業を約1時間で終えたことに驚きました。
深夜に行われたとの事だったので私は架けられた瞬間は観る事はできていないですが、広島駅南口の周辺の景色は橋桁が架かった事で大きく変わった印象があります。
2025年春に開業した時、実際この橋桁を路面電車が走った時にどのように景色が変わるのかを楽しみにしています。
 2ヶ月くらい前に駅前を通る機会があったのですが、前日には無かった大洲大通りの上をまたぐ路面電車が通る橋桁が突如現れ、交通量の多い駅前を東西に走る大洲通りの上をどのようにして駅前大橋から広島駅の2階部分へ繋ぐ橋桁を繋いだのか興味を持ちました。現在道路を跨いでかかっている橋桁は今年の6月の深夜に架けられたそうです。
その方法は、事前に駅前交差点の南側で橋桁を組み立て、自走式多軸台車を使用し、約27m先に移動させて架けられたそうです。
移動した橋桁の橋長は約43m重さ250tを約1時間かけて広島駅側の橋脚に架けられたそうです。
乗り入れする2階
広島駅側橋脚
移動して架けた橋桁
 現在広島駅南口では2025年春の開業を目指して再整備が行われています。
今回の広島駅南口の再整備で整備前と大きく変わるのが、広島電鉄の路面電車の乗り入れる場所が広島駅を出て南口広場の東側から、広島駅ビルの2階に移動をします。
私も学生の頃、広島市内へ行く時は広島駅でバスから乗り換えて、広島電鉄の路面電車を利用していました。
現在の路面電車の乗降場所は広島駅南口の広場の東側で、JRの電車と路面電車の乗り場へ行くには、JRの電車を降りて階段を上り、南口の方向に歩き、階段を下り広島駅ビルを出て少し歩いた場所にあります。
今回の再整備で広島駅の2階に移動することが決定し、JRの電車から乗り換えがスムーズになり、バリアフリー的にも上り下りが少なくなり利便性が良くなります。
2階に乗り場が移動するにあたり、今までの路面電車のルートが変更となり、現在路面電車が走っている猿猴橋ルートから駅前大橋を通るルートに変更され、広島市内へアクセスする所用時間が4分程度短縮されるそうです。
宮島口地区再整備のスケッチ!

2024.10.11
④今後の再整備と期待
 以前の宮島口からは想像もつかないほど激変していますが改修が進んでいるのはフェリーターミナル付近で今後JR宮島口駅の方へ広げていくのではないかと思われます。
 JR宮島口駅からのルートですが、フェリーターミナルに行くためには一度地下道を通らないといけない為、バリアフリーや防災の観点からもよくありません。
JR宮島口駅を橋上化しペデストリアンデッキを設ける計画が検討されているようですが完成すればより円滑な移動ができるようになると思います。
 また国道2号線の交通容量が不足している点と駐車場が散在し歩行者ルートの未整備により渋滞や事故の危険が問題視されています。
 快適で円滑な移動ができるようになると今以上に観光客を呼び込める町になるのではないかと期待し、今後の変化を見守っていきます。
③しゃもじ広場
 しゃもじの形状をした緑地の周りにベンチやオブシェクトがあります。観光時の寄り道や遊び場として利用されています。
2024年の4月から運用を開始されていて週末には交流イベントやキッチンカーでの飲食の販売があります。
②広電宮島口駅の移設
 以前の駅舎はフェリーターミナルから離れた位置にあり、途中に車道を挟むため利便性があるとは言えませんでした。
しかし、今回移転した駅舎はターミナルのすぐ近くにあり、歩車分離されているためスムーズな乗り継ぎができるようになっています。
 アーチ状の梁がかけられ大屋根を支える構造で開放的な内部空間になっていました。
以前の駅舎は朱色のイメージが強かったですが新駅舎は落ち着いた雰囲気になっています。
歩行者空間の舗装は石張り、アスファルト舗装等混在していますが今後ロータリーの改修に合わせ、統一されていくと思われます。
①フェリーターミナルの改修
 コンビニやお土産コーナー、カフェ、多目的ラウンジ等の用途の違う施設が集まり大屋根の中に点在しています。「宮島口地区まちづくりグランドデザイン」では来訪者の滞留性の向上を目指しているため、回遊性のある計画となっています。
2020年から運用が開始され更に多くの観光客が訪れています。
写真3フェリーターミナル
   正面から見る
写真5駅舎付属棟を見る
写真8フェリーターミナル側を見る
写真7広場周辺ウッドデッキ部分
写真4駅舎正面から見る
写真2フェリーターミナル
   大屋根内部を見る
写真6フェリーターミナルから広場を見る
写真1フェリーターミナル広場方面から見る
 宮島は厳島神社や弥山等日本三景、世界文化遺産として国内外から人気があり、年間400万人を超える観光客が訪れています。
 そんな宮島の玄関口である宮島口では再整備事業が進んでいます。
今回は宮島口についてご紹介します。

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