■藤田学院 シグナス寮
■学院の理念に基づいて、21世紀の地域社会に貢献出来る、学生の安らぎと鋭気を養う館とすることをコンセプトとした学生寮(約100室)の計画である。

■施設の特徴は、共同空間と個人空間を分棟配置することで、アメニティーを高め、単調になりがちな建物に変化と独立性を高める効果を狙った。小グループ単位でディールームを設け、協調性・コミュニケーション能力を高めることを狙っている。

■建物外観は、地域周辺の歴史ある街
並みに見られる「格子」や「白い漆喰
の土蔵郡」など、地域特性をイメージ
させる要素を取り入れ、周辺環境との
調和を図った。
■帝釈峡 まほろばの里
■比婆道後帝釈国定公園の遺跡や古墳の文化施設を活用し、体験・宿泊型レクリェーション施設「古代人の里」の中心施設とした資料館である。

■自然に恵まれた魅力ある環境を極力壊さないように配慮し、ドリーネや周囲の樹木など現存の環境を活かす様に心がけた。展示室へのアプローチは、地下部分からトンネル状の通路により導く計画としており、敷地形状を活かした計画としたことが特徴である。
■鳥取短期大学 シグナスホール
■鳥取短期大学創立40周年記念事業として、シグナスホール(体育館・大講義棟)を整備すると共に、テニスコートを移設整備する事を目的としている。施設計画にあたり、倉吉に育まれた伝統と文化的特性である絣(布織)や白い漆喰の土蔵などをモチーフとしシグナス(白鳥)のように大きく羽ばたく(巣立つ)様子を建物のイメージ(コンセプト)とした。
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設計理念に基づく作品創出活動

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■山陽高等学校 本館
■広島山陽学園創立110周年記念事業として新校舎の整備を目的としている。本館の特徴として、普通教室と各種特別教室を明確で機能的なゾーニングを行っている。

■建物外観は、基壇部にはアーチをモチーフとするとともに二丁掛けタイルを採用することで、学園の伝統(いしずえ)と力強さを強調した。上層階は軽快でさわやかな配色とした外装とし、未来への飛躍を感じさせるような表現とした。また、竪ルーバーと小庇を設け、直射日光の抑制に配慮した。

■内部空間の特徴として、生徒の憩いの場、語らいの場となる開放的な吹抜を設け、ラウンジをコミュニケーションツールとして配した。仕上材は、広島県産杉板材を用い、温かみのある空間づくりに貢献した。